1966(昭和41) |
5月 |
船舶用および汎用ディーゼル機関の製造を行っていたダイハツ工業株式会社大阪事業部を分離、新たにダイハツディーゼル株式会社を設立
ダイハツディーゼル株式会社の設立
発足当時の本社・大阪工場
経営の専業化を目的にダイハツ工業株式会社大阪事業部を分離、新たに「ダイハツディーゼル株式会社」を設立しました
資本金10億円、従業員930名、初年度販売高73億円、ディーゼルエンジン等各種内燃機関が75%、その他車両用機器、ドア機器、建設機械等の製造販売を事業目的としてスタートしました
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1968(昭和43) |
8月 |
九州地区の内燃機関販売代理店として長崎マリンサービス株式会社を設立(現ダイハツディーゼル西日本株式会社・連結子会社) |
1969(昭和44) |
8月 |
守山工場(滋賀県)の操業開始
守山工場の建設
守山第一工場
本社工場の漸次の合理化では、増産に対応できなくなり、また、密集する都市部に位置しているため騒音の公害問題もあり増産体制をとるための解決策は新天地での新工場建設以外ありませんでした。
建設に当たっての明確な方針は「品質の向上を図り生産性が高い近代的な新鋭工場とすること」「田園環境の中に建設する工場であるから無公害モデル工場とすること」「地域社会とのコミュニティーを大事にすること」の三つを旗印に(滋賀県守山町、現守山市にて)進められました。昭和44年11月竣工の第一期建設工事を皮切りに、第二期建設工事は46年着手、第三期建設工事も48年着手し52年6月には守山第一工場の全容がほぼ整いました。
昭和54年には守山第二工場も完成し、操業を開始しました。そして昭和56年9月から翌年10月までの1年をかけて大阪工場から守山工場への工場集約を終えました。
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1970(昭和45) |
4月 |
株式額面金額を変更するため会社合併を行った(登記上の設立年月日:昭和14年4月29日) |
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四国地区の内燃機関販売代理店としてダイハツディーゼル今治サービス株式会社を設立(現ダイハツディーゼル四国株式会社・連結子会社) |
1971(昭和46) |
9月 |
守山工場、運輸大臣より舶用4サイクルディーゼル主機関について日本工業規格の表示許可取得 |
1972(昭和47) |
12月 |
近畿・中国・山陰地区の内燃機関販売代理店として中日本ダイハツディーゼル販売株式会社を設立(現ダイハツディーゼル中日本株式会社・連結子会社) |
1977(昭和52) |
11月 |
大阪証券取引所市場第二部に株式上場 |
1979(昭和54) |
1月 |
守山第二工場(滋賀県)操業開始 |
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関東・東北・北海道地区の内燃機関販売代理店として東日本ダイハツディーゼル販売株式会社を設立。(現ダイハツディーゼル東日本株式会社・連結子会社) |
1981(昭和56) |
9月 |
米国に北・中米総販売代理店としてDAIHATSU DIESEL(U.S.A.),INC.を設立(現DAIHATSU DIESEL(AMERICA),INC.・連結子会社) |
12月 |
内燃機関の塗装・梱包・運送を目的としてダイハツディーゼル輸送株式会社を設立(現ディーエス商事株式会社・連結子会社) |
1982(昭和57) |
1月 |
中国船舶工業公司と技術供与提携 |
8月 |
シンガポールにアジア総販売代理人としてDAIHATSU DEISEL(SINGAPORE)PTE. LTD.を設立(現DAIHATSU DIESEL(ASIA PACIFIC)PTE. LTD.・連結子会社) |
1983(昭和58) |
8月 |
守山第二工場に部品センター、研究工場を建設 |
10月 |
英国に欧州総販売代理店としてDAIHATSU DIESEL(EUROPE)LTD.設立(現・連結子会社) |
1984(昭和59) |
3月 |
ガスタービン発電装置(TXシリーズ)の製造販売開始 |
1986(昭和61) |
4月 |
情報通信業務を株式会社ダイテクとして独立、設立(現・連結子会社) |
9月 |
近畿地区の部品販売会社としてディー・ディー部品サービス株式会社を設立(現ダイハツディーゼル部品サービス株式会社・連結子会社) |
11月 |
守山第二工場に精機メカトロ工場を建設、精機メカトロの生産開始 |
1988(昭和63) |
10月 |
守山第二工場にアルミ製品工場完成 |
1990(平成2) |
9月 |
大阪市北区より大阪市中央区へ本社移転
新梅田シティの建設と本社移転
新梅田シティ
旧大阪工場を積水ハウス(株)へ売却した用地と隣接地の(株)東芝、(株)青木建設の用地を合わせた一帯の開発計画が進み、当社もこの事業に参画することに決定し、平成2年3月着工しました。
名称を新梅田シティとし平成5年春に完成しました。
まさに画期的な都市空間の建設でありました。本事業の参画により本社を大阪市中央区徳井町に平成2年9月に移転しました。
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1991(平成3) |
11月 |
旧本社跡地に積水ハウス株式会社他2社と再開発事業を行うにあたりダイハツディーゼル梅田シティ株式会社を設立、貸事務所および駐車場業を開始(現・連結子会社) |
1993(平成5) |
1月 |
高出力ディーゼル機関(DK-20, 28)シリーズの製造販売開始 |
3月 |
旧本社跡地に共同開発による「梅田スカイビル」竣工 |
12月 |
中国に上海事務所を開設 |
1994(平成6) |
1月 |
「ISO9001」認証取得
ISO 9001 の認証取得
当社の品質管理制度は会社設立と同時期にQC・ZDの全社運動から始まりました。 以下品質管理上の公的認定の取得は次のように進んでいきました
ISO9001 認証
『JIS表示許可工場』 |
昭和41年 大阪工場 昭和46年 守山工場 |
『JG認定取得』 |
昭和41年 大阪工場 昭和45年 守山工場 |
『ABS(米国船級協会)認定取得』 |
昭和53年 1月 |
『LR(英国、ロイド船級協会)認定取得』 |
昭和53年 8月 |
『NK(日本海事協会)認定取得』 |
昭和53年 12月 |
そして1994年(平成6)1月本社、守山工場がLRQAから「ISO9001」(国際標準化機構:品質システム規格)の認証を取得しました
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1997(平成9) |
3月 |
当社最大出力機関(12DK-36)の製造販売開始 |
1998(平成10) |
8月 |
ポンプ駆動用立軸(L型)ガスタービン開発 |
1999(平成11) |
2月 |
(株)トヨタタービンアンドシステムと小型ガスタービンの販売契約締結 |
2000(平成12) |
5月 |
中国に中国総販売代理店としてDAIHATSU DIESEL(SHANGHAI) CO.,LTD.(現・連結子会社)を設立 |
12月 |
食品廃棄物処理装置販売開始 |
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守山工場で「ISO14001」認証取得
21世紀を迎えて
環境対応型のエンジン、環境関連商品の開発に取り組み、超低NOx常用ガスタービンを商品化、また環境関連商品として日本初 NON-Bacteria System(バクテリアを使用しない有機物分解)を採用した新しいタイプの食品廃棄物処理装置(商品名:還土抜群)を商品化、環境事業分野へ進出しました。
さらに、昨年12月、当社守山工場において ISO 14001 の認証を取得。
これを第一ステップとし、環境保全に向けさらなる前進を目指してまいります。
ISO14001認証
超低NOx型ガスタービン
食品廃棄物処理装置
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2001(平成13) |
10月 |
守山第一工場に技術開発センター、史料館を建設 |
12月 |
韓国のHSDエンジン社とディーゼルエンジンの技術提携契約締結 |
2003(平成15) |
1月 |
日本鋼管株式会社(現JFEエンジニアリング株式会社)、岩谷産業株式会社の2社共同でDME(ジメチルエーテル)を燃料とした大型ディーゼルエンジン発電システムの開発に着手 |
2004(平成16) |
4月 |
台湾に台湾事務所を開設 |
6月 |
次世代低燃費ディーゼル機関 (DC-32) の製造販売開始 |
10月 |
三井造船株式会社とガスエンジンに関する技術提携契約を締結 |
2005(平成17) |
7月 |
大阪市中央区より大阪市北区へ本社移転
本社を創業の地へ
梅田スカイビル
本社をダイハツ(発動機製造株式会社)創業の地であります、大阪市北区大淀中1丁目1番30号(梅田スカイビルタワーウエスト)に移転し、平成17年7月19日より営業を開始しました。 平成2年に新梅田シティの建設整備に伴って、大阪市中央区徳井町に本社を移転した経緯がありましたが、かねてからの念願が叶うこととなりました。
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9月 |
守山工場に中国船級社(CCS)工場認定を取得 |
2006(平成18) |
8月 |
ディーゼルエンジン生産3,000万馬力を達成 |
2007(平成19) |
7月 |
安慶中船柴油機有限公司との共同出資による合弁会社DAIHATSU DIESEL ANQING IRONWORKS.CO., LTD.を設立 |
9月 |
社団法人 日本舶用工業会とスーパークリーンマリンディーゼルに関する技術提携契約を締結 |
2008(平成20) |
5月 |
守山第二工場に研究開発センターを建設
研究開発センター
研究開発センター
平成20年5月26日、研究開発センターの竣工式を行ないました
当センターは、技術者の経験と創意工夫を込めて、次世代を担う商品開発のために活用するために建設されました
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2010(平成22) |
6月 |
NOx第2次規制適用エンジン6DK-20eを初出荷
NOx第2次規制適用エンジン6DK-20e
NOx第2次規制適用エンジン6DK-20e
ダイハツディーゼル(株)は、2011年1月以降の建造船に適用される国際海事機関(IMO)のNOx第2次規制に対応するため、エンジンの開発を進めてきました。このたび2011年1月を前に商用初号機となる6DK-20e(720rpm×670kW)を6月23日に出荷致しました。
当社では、第2次規制適合エンジンを「e-Diesel」と名付けラインアップを完了しています。
この「e-Diesel」は、安全性、信頼性、耐久性を損なわないよう、圧縮比、バルブタイミング、高圧力過給機、燃料噴射時期、燃焼室及び燃料噴射弁の最適化を図ることにより厳しい第2次規制をクリアいたしました。燃費を含む一般性能はもちろんのこと、特に低質燃料油での低負荷燃焼を確保し、瞬時の速度変動率を悪化させることなく、適切なチューニングを施しており、安心して採用して頂けるエンジンとなっています。
既に、日本海事協会(NK)殿をはじめ、ABS、BV、CCS、DNV、KR、LR各船級協会殿の立会いの下、NOx鑑定試験を実施し、鑑定書の交付を受けております。
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7月 |
韓国の斗山エンジン社とライセンス契約を締結 |
8月 |
ブラジルのAlfa Diesel社との技術提携契約を締結 |
9月 |
三井造船株式会社との共同出資による合弁会社「MDエンジニアリング株式会社」を設立した |
11月 |
環境対応型新型機関(DE-18、DE-23)の商品発表会を開催 |
2011(平成23) |
7月 |
インドのキルロスカ・オイル・エンジン社とライセンス契約を締結 |
10月 |
環境対応型新型機関 DE-18 初号機を出荷 |
11月 |
環境対応型新型機関 DE-23 初号機を出荷 |
2012(平成24) |
3月 |
三井造船株式会社と共同開発したガスエンジン、MD-Gシリーズを中国・技術提携先とライセンス契約を締結 |
7月 |
ブラジル・ALFA DIESEL社とライセンス契約を締結 |
2013(平成25) |
3月 |
舶用SCRシステム(選択触媒還元装置)のラインナップ設計を完了 |
7月 |
市場統合により、上場市場が大阪証券取引所市場第二部から東京証券取引所市場第二部へ変更 |
2015(平成27) |
6月 |
日本ノッズル精機株式会社の株式を取得 |
11月 |
ダイハツディーゼル姫路株式会社を設立 |
2017(平成29) |
7月 |
舶用補機関向け次世代型機関状態監視システム「C-MAXS LC-A」を利用したメンテナンス支援サービスを初受注 |
10月 |
IMO NOx3次規制対応 舶用SCRシステム 初号機を出荷 |
11月 |
守山第一工場に総合棟を建設 |
2018(平成30) |
2月 |
デュアルフューエルエンジン(6DE28DF)初号機を出荷 |
8月 |
姫路工場竣工および操業開始 |
2022(令和4) |
4月 |
市場区分見直しに伴い東京証券取引所市場第二部からスタンダード市場に移行 |