次代を担う脱炭素に向けた
エンジンの開発・設計に情熱を注ぐ
I・H
カーボンニュートラル技術部
2017年入社 大学院(海事科学研究科海事科学専攻)修了

業務内容

Work Description

製造現場での確認

設計パーツに関する相談や試運転のチェックなど、現場との連携を行います

デスクワーク

CADを使っての設計作業や、作図した図面を先輩・上司にレビューしてもらいます

社内コミュニケーション

趣味の話や休みの日の過ごし方など、日頃から和気あいあいとした雰囲気です

一日のスケジュール

Schedule

9:15

出社

メールチェック、昨日の業務を振り返り、タスク確認を行う。

9:45

設計業務

シミュレーションの結果をもとに図面を作成。

12:00

お昼休憩

12:45

情報収集

業界誌、学会誌で他社の取り組みや研究成果をチェック。

13:00

CAEチームとミーティング

この日はエンジンに入ってくる空気の流れについて検討。

15:00

小休憩

コーヒーを飲みながらメンバーと談笑をしてリフレッシュ。

15:15

自部署でのミーティング 

自分が担当する部品の設計について説明を行い、フィードバックをもらう。

17:00

資料作成

ミーティングの要点をまとめる。

17:30

退社(フレックス制度を利用)

先輩たちの仕事への熱意に触れ自身のモチベーションもアップ

大学・大学院で船舶用エンジンの構造や取り扱い方などについて学んだことから、卒業後は関連する業界に進みたいという明確な目標がありました。何社か検討した結果、ダイハツディーゼルを志望した理由としては、まず勤務地が関西だったことが挙げられます。生まれ育った関西で暮らしたいというライフプランがあり、遠方への転勤も少ない当社に魅力を感じたんです。
そして、先輩社員の仕事に対する姿勢も決め手のひとつになりました。工場見学時にお話をさせてもらう機会があり、みなさんが自分の仕事について熱心に話す姿が印象的でした。こうした人たちと一緒に仕事をすれば成長できるという将来のイメージと、自分も先輩たちのように熱く語れる仕事がしたいという憧れが湧き上がってきて志望しました。

脱炭素化に向けた船舶用エンジンのピストンなど主要部分を開発・設計

船舶用ディーゼルエンジンのカスタマイズ設計を担当した後、現在所属するカーボンニュートラル技術部へ。ここでは近年注目されている脱炭素化に向けた船舶用エンジンの開発・設計を行っており、私はピストンや吸気のコントロールなど、エンジン本体の性能に直接関わる部分を担当しています。従来のディーゼルエンジン製造のノウハウをベースにして、燃料をメタノールに換えた場合にどのような作用をするのかを洗いだし、対応策を講じて図面に落とし込むことが主な業務です。
こうした製品カタログに載るエンジンの開発に関しては、まずコンピュータでシミュレーションを行うCAEチームと連携して、最適な部品の形状や強度などを決めていきます。そうして試験用のエンジンをつくり、性能テストを繰り返し、改善を重ねながら完成に向けて進めていきます。私が担当したエンジンでは、こうしたプロセスを約3年かけて行いました。

業界全体の動きにアンテナを張り自社製品の方向性を明確にする

日々の業務で重視しているのは、広い視野をもつこと。仕事柄、目の前のデータや図面ばかりに気を取られやすいのですが、それでは良い製品はつくれません。現在は国内メーカーだけでなく、中国や韓国のメーカーもクオリティの高い製品をつくっているため、船舶業界のニーズや他社の取り組みを踏まえたうえで、自分たちはどんなエンジンを開発するのかという方向性を明確にすることが不可欠だと考えています。そのために普段から業界誌や学会誌などに目を通して情報収集するようにしています。
開発はトライ&エラーの積み重ね。思うように進展せず苦しい時もありますが、完成した時に大きな達成感を味わえることが仕事の醍醐味といえるでしょう。

まわりのメンバーから刺激をもらえる環境が魅力

社員のチャレンジ精神を重視している点がダイハツディーゼルの社風として挙げられます。特にここ数年は会社全体で若手社員の育成に力を入れていて、大きなプロジェクトに参加できる機会が増えています。
先日も上司から海外出張の話があり、すぐさま先輩が手をあげて参加が決まりました。その先輩は英語があまり得意ではなかったのでどうするのか本人に尋ねたところ、「アクションを起こすことが大事。足りないことは経験が補ってくれる」という答えが返ってきました。私はしっかりと準備をしたうえで臨むタイプなので、衝撃を受けると同時に見習わなければと感じました。こうしたチャンスが多くあり、積極的なまわりの方々から刺激をもらい、たくさんのことを学べる点が当社の特長だと思います。

上司・同僚の声

Our Voice

カーボンニュートラル技術部 部長 H・K

いつもセミナーや学会に積極的に参加し懸命に情報収集している姿や、グループの皆が気が付かないような点も把握し、しっかりフォローしている様子に感心しています。忙しさが増す時期もあると思いますが、お互いに連携し合いながら、健康第一で頑張りましょう。

カーボンニュートラル技術部 A・K

笑顔が素敵なIさんですが、仕事でわからないことがあって相談に行くと、毎回丁寧に教えていただけるので、いつでも相談しやすく一緒に仕事していくうえで心強い存在です。今後ともお互いに困ったときは助け合いながら楽しく仕事を進めていきたいと思っています。