図面から指示書を書き起こし
エンジン組立の効率化を図る
M・Y
製造部組立課
2021年入社 高等専門学校(総合工学システム学科)卒業

業務内容

Work Description

デスクワーク

自席ではメールチェックや電話対応、会議室ではリモート会議を行うこともあります

現物確認

現物を確認し、エンジンの仕様について理解を深めています

社内コミュニケーション

事務所内は互いに相談し合える、和やかな雰囲気です

一日のスケジュール

Schedule

8:30

出社

メールチェック、昨日の業務を振り返り、タスク確認を行う。

9:00

チェックシート、指示書の作成

仕様書や図面を確認して、具体的な作業の指示を洗いだす。

12:00

お昼休憩

12:45

現場対応

製造現場に足を運び、改善点について検討。

15:00

各部署との調整業務

板金業務に関する他部署への依頼や調整を行う。

16:30

1日のまとめ

その日の業務内容整理する

17:00

退社

日常生活で関わる機会が少ない船舶用エンジンに惹かれる

モノづくりに関わる仕事を目指したのは、父親の影響が強いと思います。小さい頃に買ってもらったプラモデルやラジオの組立キットをつくるのが好きだったことに加えて、オートバイという趣味も受け継ぎ、普段から機械いじりをしていたんです。そういったことから自然と関連する仕事に就きたいと思うようになり、高専で機械や力学について学びました。

就活は当時オートバイに入れ込んでいたこともあり、エンジンメーカーに絞りました。話の流れ的にはオートバイメーカーに就職となるのですが、日常生活で直接関わる機会がない船舶用エンジンに惹かれてダイハツディーゼルを志望。当時はコロナ禍で工場見学はむずかしかったのですが、幸運にも状況が落ち着き実施していただきました。その際に現場を見て気持ちが高まったことを鮮明に覚えています。

多様なカスタマイズに対応した指示書の作成を担当

私が所属する製造部 組立課は部署名の通り、船舶用・陸用、あるいは主機・補機を問わず、さまざまなエンジンの組立を行っています。そのなかで私は事務所スタッフとして、実際に組立作業を行う現場スタッフが設計通りに効率良く作業できるように、図面や仕様書に基づいて指示書、チェックシートなどを作成する役割を担っています。
当社はお客様の要望に沿ってエンジンをカスタマイズ設計することが特徴なので、案件によって使う部品や加工方法が異なるケースが少なくありません。また、図面は主に完成した状態が記されているため、それをどのようにつくるのかといった細かい指示が必要となり、指示書やチェックシートは重要な役割を果たします。

図面を読み解くリテラシーとスタッフとのコミュニケーションが重要

仕事をするうえでエンジンや製品に関する知識は不可欠ですが、それに加えてお客様の意向を踏まえて作成された図面の意図を理解して、それをわかりやすく現場スタッフに伝えるリテラシーが求められます。そのためには、設計と製造の両面を知ることはもちろん、双方に食い違いが生じないようにするコミュニケーションが欠かせません。指示書などに書く文言についても、人によって解釈が異ならない表現をするように細心の注意を払っています。
新人の頃は専門的な知識がまったくない状態で戸惑うことも。特に想定外のことが発生した時の対応はむずかしかったですね。しかし、わからないことを先輩社員に質問すると丁寧に教えてくださるので、少しずつ理解できるようになってきました。そして3年間経験を積み、不具合が起きた時も適切な指示が出せるようになってきたと感じています。

デュアルフューエルエンジンの指示書作成に関わった経験が成長に

仕事のやりがいは、当たり前のことかもしれませんが、エンジン製造に貢献できること。特に難易度の高い案件の場合は気合が入ります。
また、私は以前、ディーゼルと液化天然ガスのハイブリッド型エンジンであるデュアルフューエルエンジンの指示書の基礎づくりに携わることができました。新しい技術であるため最初はなかなか詳細をイメージできずに苦戦しましたが、開発や設計担当の方に教えていただくなかで理解を深めることができました。この時の経験は、自分自身がステップアップするきっかけになったように思います。とはいってもまだ一人では対応できないこともあるので、より理解を深めて対応力を身につけたいと考えています。

上司・同僚の声

Our Voice

製造部組立課 課長 K・Y

一見まじめでおとなしい印象ですが、非常にアグレッシブで、トラブルにも積極的に対応し解決してくれます。     構造が複雑なデュアルフューエルエンジンの担当もそつなくこなし、他のスタッフからも一目おかれています。忙しい中でもアフターを楽しむモチベーションも高く、製造部になくてはならない存在です。

製造部組立課 F・R

配属時より一年間の教育担当として指導してきました。仕事に取り組む姿勢、エンジンの構造を理解しようとする姿勢全てが前向きであり非常に感心しています。又、自身の業務を円滑に進める為にはどうするべきかを常に考え日々の業務を遂行してくれています。既に無くてはならないメンバーとなっています。