お客様のニーズに合わせて
世界にひとつのエンジンに
カスタマイズ
S・T
技術第一部 開発第二グループ
2012年入社 大学校(生産機械システム技術科)卒業

業務内容

Work Description

デスクワーク

 CADで製図した内容をよりブラッシュアップできないか、試行錯誤の毎日です

製造現場での確認

ニーズはお客様それぞれなので、製造現場での状況確認は欠かせない業務です

社内打ち合わせ

過去の事例や意見の吸い出しなど、コミュニケーションを図りながら、業務を進めていきます

一日のスケジュール

Schedule

9:15

出社

自部署の人たちと談笑しながら作業の準備。

9:30

メールチェック

自部署に加え、他部署や社外からのメールに対応。

10:00

事務作業

他部署からの問い合わせ対応や調整業務を行う。

10:30

現場確認

工場に行き、現場スタッフと新規設計について相談。

12:00

お昼休憩

食堂で同期と昼食。

13:00

ミーティング

部署内での打ち合わせ。情報共有や日程確認などを行う。

15:30

設計業務

仕様書やお客様からの要望を確認しながらの設計

17:45

退社

エンジンの設計に加えて、製造から納品までをサポート

私が担当しているのは、船舶用、陸用エンジンのカスタマー設計です。すでに会社のカタログにあるエンジンの中からお客様の要件や要望を満たすようにエンジン自体の部品を変更したり、周辺部品を取り付けたりするための設計が主な内容です。
まずは物件の担当がお客様からニーズを聞き取り、私はその内容や仕様書に基づいて設計に取り掛かります。そして、必要に応じてさまざまなメーカー様に部品の製作を依頼します。また、工場でエンジンがつくられ、納品されるまでの過程で、生産部門からのフィードバックに対応することも重要な業務です。

まわりの人と協力することで仕事も自分自身もレベルアップ

私は船舶用、陸用どちらのエンジンも担当していて、お客様の要望も多種多様なため、幅広い知識が求められます。それは設計に関してだけでなく、エンジンがつくられる工程全体に及びます。設計は上流工程に位置するため、自分たちの仕事の質が低いと後の工程に大きな影響が出てしまうので、自分の力だけでなく、まわりの人たちの力も借りて精度を高めるように心がけています。
そうすることで自分にはないアプローチやアイデアにふれることができ、自分自身の成長にもつながるんです。こちらから何か投げかけると、まわりの人たちが多くのことを返してくれるので、積極的にアウトプットするようにしています。

後の工程を考えた設計をすることが大切

カスタマイズといっても、変更できることは限られています。複雑な仕様になり過ぎると、製造や現地での組み立て、メンテナンスがしにくくなり、トラブルの要因にもなるので、できる限りシンプルな設計にすることが大事であり、それが腕の見せどころだと思っています。こうしたスキルは、さまざまな部署の方々から意見を聞いたり、過去の資料を見たりして、試行錯誤を繰り返しながら少しずつ習得しました。
中堅といわれるようになった今は自分の業務だけでなく、後輩のサポートをする機会も増えてきました。指導をする際には、単に手順を教えるのでなく、「なぜ、その作業が必要なのか」を伝えることで、エンジンに対する理解が深まるようにしています。

お客様によろこんでもらい、社会貢献につながることがやりがい

仕事のやりがいは、自分で考えた図面がカタチになること。小さな頃からモノづくりが好きでこの道に進み、今は仕事になったわけですが、完成した時のよろこびは当時と少しも変わりません。むしろお客様にもよろこんでもらえ、社会貢献につながるケースもあるので、なおさら嬉しいですね。
今後の目標は、検討中の新しい部品の導入を実現させることです。私たちの業界は技術の進歩が目覚ましく、近年は環境にやさしい燃料を使用したエンジンのニーズも高まっているので、設計者としてワクワクしています。また、後輩の育成にも力を入れて、部署全体で成長していきたいと考えています。

上司・同僚の声

Our Voice

技術第一部 開発第三グループ グループ長 S・K

真面目で誠実、真面目が故に悩むこと多くありますが、持ち前の人徳により困った時には誰かが協力の手を差し伸べてくれるような課員です。当社の全機関に適用されている部品の設計変更で、多くの部門の協力が必要な業務も担当し、設計から適用に向けた社内調整までやり遂げた経験を持ち、グループの中堅として頼りにしている部下です。

技術第一部 開発第三グループ N・S

担当する業務に対して、いつも責任感を持って取り組んでいます。物怖じせず、必要なことは誰に対しても率直に発言していて、その仕事のスタンスは尊敬しています。一方、プライベートでは気さくな性格で、昼休憩の彼との雑談時には笑いが絶えることは有りません。公私ともに、関わりたいと思える人物です。