e-GICS W

インターネットを活用した船舶用主機関および発電機関の性能診断・余寿命診断サービス

三井造船株式会社は、ダイハツディーゼル株式会社と共同で、船舶の主機関と発電機関のメンテナンスサポートをワンポータルで提供するシステムe-GICS w (electronic Global Internet Customer Support w)を開発し、会員制インターネットサービスを2007年10月より開始しました。
本システムは、2004年11月より三井-MAN B&Wを主機関とする船舶サービス向けに提供しておりますディーゼルエンジンの性能診断・余寿命診断サービスe-GICSに発電機関対応機能を加えたものです。

e-GICS w ネットワーク

画面

e-GICS w会員の皆様は、現在ご使用のPCによりインターネットを通じて、船舶用主機関・発電機関の性能診断、部品の余寿命診断、技術・営業情報等の検索閲覧、主機関・発電機関に関するQ&Aといったサービスを受けることができます。
なお、e-GICSの現会員の方々で引き続き主機関のみのサービスをご利用のお客様は、従来通り何ら変更なくe-GICSからのサービスをご利用になれます。
今回共同開発した発電機関(D/G)向けシステムも主機関と同様、次の4つの主要機能を有しています。

  • 主機関対応型式:三井-MAN B&W/ MC、MC-c
  • 発電機関対応型式:DAIHATSU/ DL、DK、DC

Electronic Carte System

D/Gの稼働状態の自動診断、異常時診断所見を行うサービスで、性能診断機能とメンテナンス診断機能を備えています。

性能診断機能
D/Gの性能診断結果の傾向分析及び記録表示などの機能があり、各種運転データから、D/G性能に関する状態を評価し問題点を検出します。

メンテナンス診断機能
D/Gを構成する主要部品の経年状況の把握・余寿命診断を行います。計測データ分析履歴の蓄積により部品等のメンテナンス状況をトレンド表示し、適切な処置が適宜に講じられるような情報を提供します。

Electronic Document System

D/Gの技術、サービス等の情報を一元管理し、検索閲覧機能を備えたシステムであり、必要な情報を必要な時に検索閲覧することができます。

Q&ASystem

お客様と担当技術者が、迅速な問題解決を行うためのコミュニケーションシステムです。質疑応答の経緯は履歴として管理、参照することができます。

Electronic Order System

部品の発注業務を支援するシステムです。別途開発の部品発注支援システム:DIPASSとリンクすることで発注業務の効率化と高速処理化を可能にします。